皆様。
このブログを書くにあたって、様々なエチュードの楽譜をまとめて紹介しておいた方が良いことが分かったので、この記事を作っておきます。
クラシックの無料楽譜サイトIMSLP
https://imslp.org/wiki/Main_Page
まずは皆さんよくご存知でしょうが、クラシックの無料楽譜サイト。
ここのお世話にならない日は無いぐらい、大変ありがたいサイトです。
ずっと継続して欲しいと思うので、私は数年前から有料会員登録しています。
以下紹介するヴァイオリンのエチュードも、全てこのサイトに登録のものです。
H・E・カイザー、36の練習曲
http://conquest.imslp.info/files/imglnks/usimg/e/e7/IMSLP32135-PMLP73098-Kayser_36_Studies_Op.20_for_Violin.pdf
ヴァイオリンを習い始めの頃、みんなが弾く定番の練習曲。
後ろの方にはどんな曲があるのか、全然知らない。また、今度見てみよう。
以下、Violaバージョン
http://conquest.imslp.info/files/imglnks/usimg/7/71/IMSLP576038-PMLP73098-Kayser_op-55.pdf
R・クロイツェル、42の練習曲
http://conquest.imslp.info/files/imglnks/usimg/0/0d/IMSLP01503-Kreutzer_Complete_Etudes.pdf
これもヴァイオリンを習って数年経つと必ず弾くエチュード。
特に2番の曲は評価が高い。あと、トリルの練習とか、レガートの練習とか、マニアが喜ぶ練習曲が並ぶ。ヴィオラ版もあります。
O・セブシック、School of Violin Technique, Op.1, Book 1.
http://conquest.imslp.info/files/imglnks/usimg/c/c6/IMSLP24975-School_of_Violin_Technique_Op.1_Book1_for_Violin.pdf
エチュード界最強の変態的曲集。
このBook 1は,ファーストポジションの練習曲集。
左手のフレーム作り,音階,移弦の練習など、何でもござれ。
O・セブシック、Changes of Position and Preparatory Scale Studies, Op.8
http://conquest.imslp.info/files/imglnks/usimg/b/b7/IMSLP237833-PMLP56027-Sevcik_-_Shifting_(changing_the_position)_and_preparatory_scale-studies_for_violin_Op8_(Mittell).pdf
これまた、ポジション移動を徹底的に追求する変態的練習曲集。
是非一度、全部弾いてみることをお勧めする。
ポジション移動が上達するより前に、セブシックを殺したくなること受け合い。
もう死んでますけど。
H・シュラディーク、School of Violin Technics, Book 1
http://conquest.imslp.info/files/imglnks/usimg/3/37/IMSLP26801-PMLP59431-Henry_Schradieck_School_of_Violin_Technics_Bk.1.pdf
「シュラーディク」なんだか、「シュラディーク」なんだか、「シュラディック」なんだか、何が何だかわからん名前のドイツ人が書いた練習曲。
見れば見るほど、全曲制覇したくなる尋常ならざる譜面が連続。
1番なんか、是非やってみることお勧め。
左小指がつること間違い無し。
E・ポロ、30の重音の練習曲
http://conquest.imslp.info/files/imglnks/usimg/9/9a/IMSLP163634-PMLP292933-Polo-E-30-Estudios-en-Cuerdas-Dobles.pdf
こっちは、イタリア人のポロさん。
重音の練習曲が盛り沢山。
美しい曲が多いので弾いていて楽しいし、複数弦を同時に美しく鳴らすボウイングを習得できる貴重な曲集。
C・フレッシュ、音階教本
http://www.el-atril.com/partituras/Metodos/violin/Flesch_scale_system_for_violin.pdf
ヴァイオリンの音階教本の中でも、最も有名なもの。
こちらはIMSLPにはアップロードされていない。
リンクを探すとあるけど、こんな基本的な教本は是非買って、手元におきましょうね。
楽譜出版社を応援するためにも。
2020年5月10日日曜日
2020年5月6日水曜日
「セルフ基礎練習」開発のすすめ
皆さん、こんにちは。
今回は「「セルフ基礎練習」開発のすすめ」と題して、日頃考えているスキルアップのアイデアを綴りたいと思います。
「セルフ基礎練習」は私の造語ですが、意味は「自分に足りない特定の技術を習得するために、自分なりに工夫した基礎練習」です。
これが私のセルフ基礎練習セット。
左はフレッシュの音階教本、右は様々なエチュードから抜き出した譜面を入れてあるクリアファイルです。
これらを使って、練習の初めにいくつかの基礎練習を行います。
土曜日のオケの練習の前にも、できるだけ基礎練習してから行くようにしています。
セルフ基礎練習のメニューをいくつか紹介します。
・ビブラートの練習(既にブログで紹介したもの)
・送り弓の練習(元弓、先弓、全弓)
・弓速、弓圧を変化させる練習
・移弦の練習(中弓、元弓、先弓)
etc.
つまり、このブログで紹介したあるいは、これから紹介する練習方法は、セルフ基礎練習そのものです。
既に紹介したリズム練習も重要なメニューの一つです。
本当は一つ一つの練習メニューを具体的に紹介しないと、イメージが湧きにくいと思いますが、それは今後少しずつアップしていきます。
いつ頃からこんなことを始めたのか?
あまり定かではありませんが、黄色のファイルを作ったのが7、8年前。
それ以前にも、逆弓練習とか、エチュード丸ごと制覇プロジェクトとか、様々に自分で工夫して練習するのは好きでやってました。
なぜ自分向けの基礎練習を開発するのか?
長年アマオケに所属して様々な曲を演奏してきましたが、オケの曲には必ずうまく弾けない箇所があって、その原因はいくつかに集約すると感じていました。
例えば、
・刻みを弾く時、弓がぶれやすい。→弓の軌道が習得できていない。右指の力み。
・元弓で自由なコントロールができない。→右指の柔軟性がない。肩の力み。
・先弓で粘りのある音が出せない。→弓の軌道の問題。右手の形。
・ポジション移動が自由にできない。→ 左指を強く押さえ過ぎ。
・いつの間にか首、肩、右手の親指などに力が入っている。→力みを察知する感覚不足。
etc.
また、特定の曲の難所について「何で弾けないのだろう?」と原因を探っているうちに自分の技術の弱点に気づくこともよくあります。
一つ一つの技術習得にマッチするエチュードは必ずあると思いますが、それを探す時間はもったいない。
そこで、既存のエチュードの使い方を異常にマニアックに工夫して、「大リーグボール養成ギプス※」みたいな特訓に仕立て上げるのがセルフ基礎練習です。
※年齢が若すぎて「大リーグボール養成ギプス」を知らない人は、こちらやこちら。
「わからん!お前のいうことは、全然わからん!」という声が聞こえてきそうなので、次回は初期に開発したセルフ基礎練習メニュー「右指の力を抜き、柔軟性を養う練習」をきっと紹介します。
最後に、練習に関するダルビッシュ有の金言を紹介します。
「練習は嘘をつかないって言葉があるけど、頭を使って練習しないと普通に嘘つくよ」
https://twitter.com/faridyu/status/15897716977?s=21
おっしゃる通り!!
皆さんも、頭を使って「嘘無し、無駄無し」の練習を目指しましょう。
「セルフ基礎練習」は私の造語ですが、意味は「自分に足りない特定の技術を習得するために、自分なりに工夫した基礎練習」です。
これが私のセルフ基礎練習セット。
左はフレッシュの音階教本、右は様々なエチュードから抜き出した譜面を入れてあるクリアファイルです。
これらを使って、練習の初めにいくつかの基礎練習を行います。
土曜日のオケの練習の前にも、できるだけ基礎練習してから行くようにしています。
セルフ基礎練習のメニューをいくつか紹介します。
・ビブラートの練習(既にブログで紹介したもの)
・送り弓の練習(元弓、先弓、全弓)
・弓速、弓圧を変化させる練習
・移弦の練習(中弓、元弓、先弓)
etc.
つまり、このブログで紹介したあるいは、これから紹介する練習方法は、セルフ基礎練習そのものです。
既に紹介したリズム練習も重要なメニューの一つです。
本当は一つ一つの練習メニューを具体的に紹介しないと、イメージが湧きにくいと思いますが、それは今後少しずつアップしていきます。
いつ頃からこんなことを始めたのか?
あまり定かではありませんが、黄色のファイルを作ったのが7、8年前。
それ以前にも、逆弓練習とか、エチュード丸ごと制覇プロジェクトとか、様々に自分で工夫して練習するのは好きでやってました。
なぜ自分向けの基礎練習を開発するのか?
長年アマオケに所属して様々な曲を演奏してきましたが、オケの曲には必ずうまく弾けない箇所があって、その原因はいくつかに集約すると感じていました。
例えば、
・刻みを弾く時、弓がぶれやすい。→弓の軌道が習得できていない。右指の力み。
・元弓で自由なコントロールができない。→右指の柔軟性がない。肩の力み。
・先弓で粘りのある音が出せない。→弓の軌道の問題。右手の形。
・ポジション移動が自由にできない。→ 左指を強く押さえ過ぎ。
・いつの間にか首、肩、右手の親指などに力が入っている。→力みを察知する感覚不足。
etc.
また、特定の曲の難所について「何で弾けないのだろう?」と原因を探っているうちに自分の技術の弱点に気づくこともよくあります。
一つ一つの技術習得にマッチするエチュードは必ずあると思いますが、それを探す時間はもったいない。
そこで、既存のエチュードの使い方を異常にマニアックに工夫して、「大リーグボール養成ギプス※」みたいな特訓に仕立て上げるのがセルフ基礎練習です。
※年齢が若すぎて「大リーグボール養成ギプス」を知らない人は、こちらやこちら。
「わからん!お前のいうことは、全然わからん!」という声が聞こえてきそうなので、次回は初期に開発したセルフ基礎練習メニュー「右指の力を抜き、柔軟性を養う練習」をきっと紹介します。
最後に、練習に関するダルビッシュ有の金言を紹介します。
「練習は嘘をつかないって言葉があるけど、頭を使って練習しないと普通に嘘つくよ」
https://twitter.com/faridyu/status/15897716977?s=21
おっしゃる通り!!
皆さんも、頭を使って「嘘無し、無駄無し」の練習を目指しましょう。
2020年4月26日日曜日
リズム練習のすすめ -その2 -
皆様
リズム練習の続きです。
運命4楽章の第1バイオリン431小節からを用いて、リズム練習の例を動画にしてみました。
まずは、二連符系①から。
この練習では、くっついて演奏する2個の音符ごとに、左手の音程やポジション移動、右手の移弦などの細かいチェックができるのが特長です。やってみるとよくわかりますよ。
次に、二連符系②。
今度は、先の①と違う2個の音符がくっつくので、別の箇所のチェックができます。
どちらかというと今回のパッセージでは、②の方が難しいポイントが多いです。
例えば冒頭の2個は、A弦からG弦への移弦があって素早く弾くのは難しいし、最高音に到達する前のところのポジション移動が難しいなど、非常に細かいチェックができます。
続いて、四連符系。
これも4個ずつ音をくっつけて演奏する練習で、①〜④でくっつき方が変わるので、大変良い練習になります。
四連符系①
〃 ②
〃 ③
〃 ④
そして、完成。
あんまり上手ではありませんが、一応弾いてみました。
次に、同じ4楽章の676小節アウフタクトからのフレーズを使って、三連符系の練習方法を紹介します。
リズム練習と完成版が繋がった動画になっています。
三連符系のパターンは、例えば「マーラー2番、第3楽章1Vnの149小節」からのような六連符の難しいフレーズにも使えます(以下の譜例)。
リズム練習の続きです。
運命4楽章の第1バイオリン431小節からを用いて、リズム練習の例を動画にしてみました。
まずは、二連符系①から。
この練習では、くっついて演奏する2個の音符ごとに、左手の音程やポジション移動、右手の移弦などの細かいチェックができるのが特長です。やってみるとよくわかりますよ。
次に、二連符系②。
今度は、先の①と違う2個の音符がくっつくので、別の箇所のチェックができます。
どちらかというと今回のパッセージでは、②の方が難しいポイントが多いです。
例えば冒頭の2個は、A弦からG弦への移弦があって素早く弾くのは難しいし、最高音に到達する前のところのポジション移動が難しいなど、非常に細かいチェックができます。
続いて、四連符系。
これも4個ずつ音をくっつけて演奏する練習で、①〜④でくっつき方が変わるので、大変良い練習になります。
四連符系①
〃 ②
〃 ③
〃 ④
そして、完成。
あんまり上手ではありませんが、一応弾いてみました。
次に、同じ4楽章の676小節アウフタクトからのフレーズを使って、三連符系の練習方法を紹介します。
リズム練習と完成版が繋がった動画になっています。
三連符系のパターンは、例えば「マーラー2番、第3楽章1Vnの149小節」からのような六連符の難しいフレーズにも使えます(以下の譜例)。
リズム練習は、パターンさえ覚えれば、誰かに教えてもらわなくても自分でどんどん練習できます。
そして、この非常に単純な練習は速弾きだけでなく、様々な自分の奏法上の弱点を教えてくれる超スグレものなのです。
ぜひ、お試しください。
では。
2020年4月25日土曜日
リズム練習のすすめ
皆さん、こんにちは。
めっきり暖かくなった今日このごろ。
時々は、外の散歩もされていますでしょうか。
今日は、「リズム練習」についてです。
「リズム練習」って、ご存知ですか?
これは、どの楽器でも使える、「速弾き」の為のスモールステップ練習法です。
私たちヴァイオリンは、あらゆる楽曲の中で速弾きを要求されることが多いのですが、いかんせん多くのアマチュア奏者は大人になってから楽器を始めたので、そんなに速く指も弓も動かないのです。
例えば、今年の定期で演奏するベートーベンの「運命」にも、4楽章にこんな速弾きポイントが出てきます。(譜例1)
こういう所では、左手の指と右手の弓がずれる事案がしばしば(ほぼ必ず?)発生します。ここを譜面通り弾けると、スポーツカーを運転しているみたいで、本当に爽快なんですがねえ。
私が使うリズム練習の種類は、「二連符系」2パターン、「四連符系」4パターン、「三連符系」3パターン、計9種類。
他にもあるのかもしれませんが、とりあえずこれだけであらゆる曲に応用できます。
先の譜例1であれば、二連符系と四連符系のいずれでも練習できます。
同じ「運命4楽章」のこの様な箇所(譜例2)であれば、
三連符系のパターンで練習します。
明日は、譜例1、2のリズム練習動画をアップして、さらに説明します。
お楽しみに。
つづきはこちら。
めっきり暖かくなった今日このごろ。
時々は、外の散歩もされていますでしょうか。
今日は、「リズム練習」についてです。
「リズム練習」って、ご存知ですか?
これは、どの楽器でも使える、「速弾き」の為のスモールステップ練習法です。
私たちヴァイオリンは、あらゆる楽曲の中で速弾きを要求されることが多いのですが、いかんせん多くのアマチュア奏者は大人になってから楽器を始めたので、そんなに速く指も弓も動かないのです。
例えば、今年の定期で演奏するベートーベンの「運命」にも、4楽章にこんな速弾きポイントが出てきます。(譜例1)
こういう所では、左手の指と右手の弓がずれる事案がしばしば(ほぼ必ず?)発生します。ここを譜面通り弾けると、スポーツカーを運転しているみたいで、本当に爽快なんですがねえ。
こういう時に、左と右をバッチリとマッチさせ、あたかもCDのようにカッコいい演奏をするのに効果を発揮するのが「リズム練習」です。
以下は、リズム練習のパターン譜です。
私が使うリズム練習の種類は、「二連符系」2パターン、「四連符系」4パターン、「三連符系」3パターン、計9種類。
他にもあるのかもしれませんが、とりあえずこれだけであらゆる曲に応用できます。
先の譜例1であれば、二連符系と四連符系のいずれでも練習できます。
同じ「運命4楽章」のこの様な箇所(譜例2)であれば、
三連符系のパターンで練習します。
明日は、譜例1、2のリズム練習動画をアップして、さらに説明します。
お楽しみに。
つづきはこちら。
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ガクフノイミ
皆様、お久しぶりです。 全国緊急事態宣言も解除され、いよいよ今日からウチのオケも練習を再開します。 長かったー。 さて今日は、私なりの「ガクフノイミ」を考えます。 まずは、これ。 ①は、童謡「チューリップ」の冒頭の楽譜。 私たちは、普通この楽譜をピアノ、ヴァイ...
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皆さん 動画の撮影や編集、YouTubeへの投稿環境などが整ったようなので、いよいよ「おうちdeスキルアップ」の本編を開始してみます。 まず、今回は二進法楽器である弦楽器に付きものの「弾きぐせ」克服編です。 弦楽器の人はピンとくると思いますが、弦楽器の弓づかいは「ダウ...
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